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Googleドライブをはじめて利用したとき、もしくは久々に利用したとき以下のようになったことがありませんか?
「あれ…なんか共有中(共有ファイル)のなかに知らないファイルが」「あれ…こんなもの共有した覚えはないぞ」
しかも、それが他人に見られたくないファイル。例えばアダルト系のサイトのものだったら最悪です。不安で夜しか眠れません。というわけで今回は、Googleドライブの共有中(パソコンでは、共有ファイル)について解説していこうと思います。
はじめてGoogleドライブを使う方は一読することをおすすめします。
共有中(共有ファイル)のなかにあるファイルは友達に共有されている?
Googleドライブに関してよくある質問が、「共有中(共有ファイル)に入っていたファイルは友人に共有されているのですか?」という質問。答えは、NO。共有されていないので安心してください。
上図はパソコンの画面です。「共有アイテム」の中にファイルが入っています。これがスマホですと、「共有中」というフォルダに入っています。
「共有中」という項目は分かりやすく言えば閲覧履歴です。自分が過去に閲覧したPDFやドキュメントなどが表示されます。自分発信のファイルを共有中ではなく、誰かが発信したものを共有中という意味合いですね。非常に分かりにくいです。
ただの閲覧履歴ですので、この部分が他の人に知られることはまずありません。
そもそもなぜ共有中になってるの?Googleドライブなんて使ったこともないのに…
Googleドライブの[共有中]にファイルが入ってしまうのは、Googleアカウントとブラウザ(もしくは検索エンジン)を紐づけて閲覧しているからです。
例えば、パソコンだとGoogleChromeを利用している方がほとんどでしょうし、スマホでGoogleアプリやChromeアプリを利用して閲覧している方がいると思います。それらにGoogleアカウントでログインした状態で、Googleドキュメントや共有ファイルを開いてしまうと[共有中]にファイルが追加されます。
以下では、どこまで身バレしてしまうのかを詳しく解説していきます。
そのファイルを共有した(受け取った)人に共有したことがバレる?
とあるファイルを共有すると、同じく共有した人に、自分がそのファイルを共有したことがわかることがあります。少し分かりにくいので例を交えて説明します。
例えば、あなたがAという共有ファイルを閲覧したとします。一方で、僕もAというファイルを閲覧したとします。
その場合、僕はあなたがAというファイルを閲覧したことが分かります。また、あなたも僕がAというファイルを閲覧したことが分かります。
ただし、このパターンは限定的で、ファイルの発信者であるオーナーが、あなたや僕を「編集者」としてアクセス権限を承認したときだけです。この場合は、こちら側もリクエストの手順を踏まなければならないので、怪しいリンクに対しては起こりえないと考えてよいでしょう。
共有したオーナーに名前やメールアドレスはバレる?
残念ながら、オーナー(ファイルの発信者)にはこちらの情報がバレます。メールアドレスもバレますし、Googleに登録した名前もバレます。この仕様、ぶっちゃけありえないですよね。これを良しとしてしまうなら、至る所に共有ファイルリンクを貼って、閲覧者に踏ませれば閲覧者の名前とメールアドレスが簡単に手に入ってしまう。
もし、何も知らないで本名を登録している人に「〇〇(本名)様、あなたは△月□日に当アダルトサイトを閲覧しました。お支払いは…」とGmailがきたらどうでしょうか?僕だったら騙されてしまうかもしれません。
はっきり言います。この仕様はだめです。けれど、現実としてそうなっているのだから対策をする必要があります。以下、対処法と予防法をいくつかあげていきます。
共有中(共有ファイル)に入っているデータを消そう
まずは対処法から解説します。勝手に共有中に追加されたデータを消していきましょう。
パソコンから共有ファイルを消す方法
初めにパソコンの操作方法を説明します。[共有ファイル]画面、ファイル名の右に縦に並んだ…があるので、クリックします。すると、メニューが現れるので、削除を選択してください。
なお、ファイルが怪しいサイトのものだったり、こちらが意図せずGoogle関連のファイルを開いていて共有ファイルにいれられてしまっていた場合は、削除の前に報告またはブロックすることをおすすめします。
スマートフォンから共有ファイルを消す方法
スマートフォンから消す方法はパソコンでの操作とほぼ同じです。[共有中]画面で、…をタップしてから、削除を選択します。
先ほども書きましたが、怪しいサイトのファイルは、削除する前に報告やブロックすることをおすすめします。
ブロックするとどうなる?
Google ドライブでアカウントをブロックすると、そのアカウントの所有者が作成したすべてのファイルは削除されます。ただし、ファイル自体は引き続き閲覧することができるにでご安心ください。
Googleドライブの共有中(共有ファイル)が追加されないようにする方法
続いて、[共有中]にファイルが追加されないようにする方法についても紹介します。
通常、ファイルをインターネット上に公開する場合は、共有ファイルにはしません。また、Googleで作成したファイルの場合は、その旨を明記しています。しかし、複数人で編集している場合や、オーナーにセキュリティの知識が乏しい場合、または悪意のあるユーザーによって扱われる場合、共有ファイルになっている可能性があります。
したがって、それを閲覧した方が[共有中]にファイルが追加されないようにするには、以下の対策が必要です。いずれも簡単に行うことができますので、ぜひ試してみてください。
Googleアカウントに本名は利用しない
Googleアカウントに本名を利用するのは出来るだけやめましょう。Googleアカウントに本名にするだけで、セキュリティリスクが著しく高まります。そのため、ニックネームや仮名を利用するほうがよいでしょう。
以下のコラムのなかにアカウント名を変える方法がありますので参考にしてください。
GoogleからログアウトしてWebを閲覧する
Googleドライブはアカウントに紐づいています。ですので、ログアウト状態で閲覧することで共有中には追加されません。
スマホ版(iPhone)ではありますが、Googleアカウントをログアウトする方法はこちらをご覧ください。
EdgeやSafariを利用するようにする
いちいちログアウトやログインを繰り返すのはめんどくさいなあ…という方はGoogle以外のインターネットブラウザを利用しましょう。
ただし、ススマホでSafariを扱う場合、 Googleドキュメントが閲覧できないときがあります。しかし、そもそもリンク先に(明記せずに)ドキュメントを設置しているサイトは安全性が保証されていない可能性があるため、閲覧できなくても問題ありません。
どうしても閲覧したい場合は、Googleのブラウザを利用すればOKです。
あとがき
本コラムは、Googleドライブの共有ファイルに潜む危険性と対策について解説しました。
Googleドライブの共有機能は、複数人で共同作業を行う際に便利な機能です。しかし、情報漏洩などのリスクも併せ持っています。
本コラムが、Googleドライブの安全な利用に役立てば幸いです。
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